本店 1月の売り上げ総合ランキング
1位
東雲ノ空
双葉社
佐伯泰英
680円(本体648円+税)
朝靄にけむる芒の原が秋の気配に包まれる頃、江戸を間近に見る六郷の渡しに、坂崎磐音一行の江戸入りを阻止せんと警備を固める田沼一派の姿があった。折りしもそこに幼子を連れた旅の一行が姿を現し…。長の旅に終止符を打ち、期する想い胸に両国橋に立つ坂崎磐音、ここに新たな戦いの幕が開く!超人気書き下ろし長編時代小説第三十八弾。
2位
廃墟に乞う
文藝春秋
佐々木譲
650円(本体619円+税)
十三年前に札幌で起きた殺人事件と、同じ手口で風俗嬢が殺害された。道警の敏腕刑事だった仙道が、犯人から連絡を受けて、故郷である旧炭鉱町へ向かう表題作をはじめ北海道の各地を舞台に、任務がもとで心身を耗弱し休職した刑事が、事件に新たな光と闇を見出す連作短編警察小説。第百四十二回直木賞受賞作。
3位
体制維新ー大阪都
文藝春秋
橋下徹 堺屋太一
893円(本体850円+税)
経済の低迷、莫大な負債など、大阪を取り巻く情勢は、日本の縮図ともいえる。橋下徹知事が掲げる「大阪都構想」は、大阪、そして日本改革の切り札となるのか。その全貌を論じ尽くす。
4位
歪笑小説
集英社
東野圭吾
650円(本体619円+税)
新人編集者が目の当たりにした、常識破りのあの手この手を連発する伝説の編集者。自作のドラマ化話に舞い上がり、美人担当者に恋心を抱く、全く売れない若手作家。出版社のゴルフコンペに初参加して大物作家に翻弄されるヒット作症候群の新鋭…俳優、読者、書店、家族を巻き込んで作家の身近は事件がいっぱい。ブラックな笑い満載!小説業界の内幕を描く連続ドラマ。とっておきの文庫オリジナル。
5位
楊令伝 8(箭激の章)
集英社
北方謙三
630円(本体600円+税)
激戦が続き、童貫軍がゆっくりと梁山泊内に進軍した。岳飛は先行して棗強を奪取する。楊令は新たな軍の配置を命じ、呼延灼の軍は息子の呼延凌が引き継いだ。扈三娘軍には花飛麟軍が援護に入り、劉光世、張俊軍とぶつかり合う。雨の降りしきる戦場で、花飛麟は扈三娘への恋情を露にした。一方、金国は対宋開戦でまとまり、唐昇を先鋒に、完顔成、撻懶、斡離不が南下を始める。楊令伝、悲闘の第八巻。
6位
さいごの色街飛田
筑摩書房
井上理津子
2,100円(本体2,000円+税)
遊郭の名残りをとどめる、大阪・飛田。社会のあらゆる矛盾をのみ込む貪欲で多面的なこの街に、なぜ人々は引き寄せられるのか。取材拒否の街に挑んだ12年、衝撃のノンフィクション。
7位
ガリレオの苦悩
文藝春秋
東野圭吾
680円(本体648円+税)
“悪魔の手”と名のる人物から、警視庁に送りつけられた怪文書。そこには、連続殺人の犯行予告と、帝都大学准教授・湯川学を名指して挑発する文面が記されていた。湯川を標的とする犯人の狙いは何か?常識を超えた恐るべき殺人方法とは?邪悪な犯罪者と天才物理学者の対決を圧倒的スケールで描く、大人気シリーズ第四弾。
8位
謀略
角川春樹事務所
堂場瞬一
740円(本体705円+税)
都内の運河沿いで、帰宅途中のOLが強盗に襲われ、殺害される事件が連続して起きた。二つの事件は手口や状況が似通っており、捜査本部も連続殺人としての見方を強めていた。しかし、通り魔の犯行なのか、犯人への手掛かりが少なく、捜査は膠着しはじめる。追跡捜査係の西川と沖田は、捜査本部から嫌厭されながらも、事件に着手。冷静な西川がかつてないほど捜査に執念を見せ、事件の共通点に気付くが…。書き下ろし警察小説。
9位
人生がときめく片づけの魔法
サンマーク出版
近藤麻理恵
1,470円(本体1,400円+税)
完璧な片付けを一度でも体験すると、人生がときめくような感覚を覚え、“片付けたあと”に人生がドラマチックに変化していくのを実感できる。一度習えば、二度と散らからない、こんまり流ときめき整理収納法を紹介。
10位
あんぽん
小学館
佐野真一
1,680円(本体1,600円+税)
今から一世紀前。韓国・大邱で食い詰め、命からがら難破船で対馬海峡を渡った一族は、筑豊炭田の“地の底”から始まる日本のエネルギー産業盛衰の激流に呑みこまれ、豚の糞尿と密造酒の臭いが充満する佐賀・鳥栖駅前の朝鮮部落に、一人の異端児を産み落とした。孫家三代海峡物語、ここに完結。