OAP店 3月の売り上げ総合ランキング
1位
ルーズヴェルト・ゲーム
講談社
池井戸潤
864円(本体800円+税)
大手ライバル企業に攻勢をかけられ、業績不振にあえぐ青島製作所。リストラが始まり、歴史ある野球部の存続を疑問視する声が上がる。かつての名門チームも、今やエース不在で崩壊寸前。廃部にすればコストは浮くが―社長が、選手が、監督が、技術者が、それぞれの人生とプライドをかけて挑む奇跡の大逆転とは。
2位
白ゆき姫殺人事件
集英社
湊かなえ
648円(本体600円+税)
化粧品会社の美人社員が黒こげの遺体で発見された。ひょんなことから事件の糸口を掴んだ週刊誌のフリー記者、赤星は独自に調査を始める。人人への聞き込みの結果、浮かび上がってきたのは行方不明になった被害者の同僚。ネット上では憶測が飛び交い、週刊誌報道は過熱する一方、匿名という名の皮をかぶった悪意と集団心理。噂話の矛先は一体誰に刃を向けるのか。傑作長編ミステリー。
3位
開港
講談社
佐伯泰英
670円(本体620円+税)
初交易から帰還したレイナ一世号と藤之助・玲奈の披露宴に沸く長崎。だが咸臨丸出航を前にした江戸では、井伊直弼という難関がいた。
4位
生存者ゼロ
宝島社
安生正
810円(本体750円+税)
北海道根室半島沖に浮かぶ石油掘削基地で職員全員が無残な死体となって発見された。陸上自衛官三等陸佐の廻田と感染症学者の富樫らは、政府から被害拡大を阻止するよう命じられる。しかし、ある法則を見出したときには、すでに北海道本島で同じ惨劇が起きていた―。未曾有の危機に立ち向かう!壮大なスケールで未知の恐怖との闘いを描く、第11回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作。
5位
大人の流儀 4
講談社
伊集院静
1,000円(本体926円+税)
あなたはその人を許すことができるか。人はみな、許せないことを抱え、迷いながら生きていく。だが、許すことで始まる人生もある…。本物の大人になる、そのための必読書。国民的ベストセラーシリーズ第4弾。
6位
銀行総務特命 新装版
講談社
池井戸潤
751円(本体695円+税)
帝都銀行で唯一、行内の不祥事処理を任された指宿修平。顧客名簿流出、現役行員のAV出演疑惑、幹部の裏金づくり…スキャンダルに事欠かない伏魔殿を指宿は奔走する。腐敗した組織が、ある罠を用意しているとも知らずに―「総務特命担当者」の運命はいかに!?意外な仕掛けに唸らされる傑作ミステリー。
7位
遊郭狂奔
幻冬舎
上田秀人
702円(本体650円+税)
妾屋稼業に安息なし。山城屋昼兵衛と大月新左衛門は、八重を妾にせんとした老舗呉服屋の主をやり込めたことで恨みを買った。その執念は町方を巻き込み、ついには吉原に飛び火。妾屋を潰して客を奪おうとの欲に駆られた吉原惣名主は、ご免色里の立場を利用して圧力をかける。命を顧みぬ刺客が山城屋に殺到。猛攻をはね返せるか?波乱の第六弾。
8位
定年後のリアル
草思社
勢古浩爾
756円(本体700円+税)
やがて来る「定年後」。誰もが抱く不安は「お金は、生きがいは、健康は」の三大テーマ。メディアは経済や健康の不安を煽るばかりだが、焦ったところでどうする術もない。誰だって「老人」になるのは初体験。終わりゆく人生、老いゆく体とどう向き合い、一日一日の喜びを感じながら軽やかに生きられるか。その答えはたぶん自分の中にある。もう人生のレールは敷かれていない。人生のレールが消えることで、義務や目標から解放されるときでもある。等身大の自分のリアルを受け入れて、のほほんと生きていくための一冊。
9位
神様のカルテ 3
小学館
夏川草介
771円(本体714円+税)
「私、栗原君には失望したのよ。ちょっとフットワークが軽くて、ちょっと内視鏡がうまいだけの、どこにでもいる偽善者タイプの医者じゃない」内科医・栗原一止が三十歳になったところで、信州松本平にある「二十四時間、三百六十五日対応」の本庄病院が、患者であふれかえっている現実に変わりはない。夏、新任でやってきた小幡先生は経験も腕も確かで研究熱心、かつ医療への覚悟が違う。懸命でありさえすれば万事うまくいくのだと思い込んでいた一止の胸に、小幡先生の言葉の刃が突き刺さる。映画もメガヒットの大ベストセラー、第一部完結編。
10位
下町ロケット
小学館
池井戸潤
756円(本体720円+税)
会社は小さくても技術は負けない――!小さな町工場が獲得したロケット技術の特許をめぐる、中小企業VS大企業の闘い。第145回直木賞受賞作。