本店 4月の売り上げ総合ランキング

1位

icon夢幻
光文社
佐伯泰英
648円(本体600円+税)

iconさまざまな人生が交錯する吉原。その吉原で生計をたてていた按摩の孫市が殺害された。探索に乗り出した吉原会所の裏同心・神守幹次郎は調べを進めるうち、孫市の不遇な生い立ちと、秘めていた哀しき夢を知る。孫市の夢を幻にした下手人とはいったい―。ようやく追い詰めた下手人に幹次郎が怒りの一刀を放つ!ドラマ化された人気シリーズ、待望の第二十二弾。

2位

icon夢を売る男
幻冬舎
百田尚樹
702円(本体650円+税)

icon輝かしい自分史を残したい団塊世代の男。スティーブ・ジョブスに憧れるフリーター。自慢の教育論を発表したい主婦。本の出版を夢見る彼らに丸栄社の敏腕編集長・牛河原は「いつもの提案」を持ちかける。

3位

icon一路 上
中央公論新社
浅田次郎
691円(本体640円+税)

icon失火により父が不慮の死を遂げたため、江戸から西美濃・田名部郡に帰参した小野寺一路。齢十九にして初めて訪れた故郷では、小野寺家代々の御役目・参勤道中御供頭を仰せつかる。失火は大罪にして、家督相続は仮の沙汰。差配に不手際があれば、ただちに家名断絶と追い詰められる一路だったが、家伝の「行軍録」を唯一の頼りに、いざ江戸見参の道中へ!

4位

icon大阪都構想が日本を破壊する
文藝春秋
藤井聡
799円(本体740円+税)

icon大阪都が実現しても財政難は解決しない。その本質は、政令指定都市・大阪市の解体だ。大阪府と大阪市が協力すれば、二重行政は解消できる。新幹線整備をはじめとした「大大阪構想」を提示。橋下プランの是非を問う。

5位

icon舟を編む
光文社
三浦しをん
670円(本体620円+税)

icon出版社の営業部員・馬締光也は、言葉への鋭いセンスを買われ、辞書編集部に引き抜かれた。新しい辞書『大渡海』の完成に向け、彼と編集部の面々の長い長い旅が始まる。定年間近のベテラン編集者。日本語研究に人生を捧げる老学者。辞書作りに情熱を持ち始める同僚たち。そして馬締がついに出会った運命の女性。不器用な人々の思いが胸を打つ本屋大賞受賞作!

6位

icon大阪個室のあるお店
リーフパブリケーションズ

998円(本体924円+税)

icon全300室以上大阪個室のエリア別ガイド。大阪個室風景。宴会部長に聞いた場所選びのメソッド。これぞ水上の個室!御舟かもめで船上パーティー。イラストで見たい全室個室のお店。もう迷わないテーブルマナー。記憶に残る大阪土産。

7位

icon虚像の道化師
文藝春秋
東野圭吾
756円(本体700円+税)

iconビル5階にある新興宗教の道場から、信者の男が転落死した。男は何かから逃れるように勝手に窓から飛び降りた様子だったが、教祖は自分が念を送って落としたと自首してきた。教祖は本当にその力を持っているのか、そして湯川はからくりを見破ることができるのか(「幻惑す」)。ボリューム満点、7編収録の文庫オリジナル編集。

8位

icon一路 下
中央公論新社
浅田次郎
691円(本体640円+税)

icon中山道を江戸へ向かう蒔坂左京大夫一行は、次々と難題に見舞われる。中山道の難所、自然との闘い、行列の道中行き合い、御本陣差し合い、御殿様の発熱…。さらに行列の中では御家乗っ取りの企てもめぐらされ―。到着が一日でも遅れることは御法度の参勤交代。果たして、一路は無事に江戸までの道中を導くことができるのか!

9位

icon家族という病
幻冬舎
下重暁子
842円(本体780円+税)

icon日本人の多くが「一家団欒」という言葉にあこがれ、そうあらねばならないという呪縛にとらわれている。しかし、そもそも「家族」とは、それほどすばらしいものなのか。実際には、家族がらみの事件やトラブルを挙げればキリがない。それなのになぜ、日本で「家族」は美化されるのか。一方で、「家族」という幻想に取り憑かれ、口を開けば家族の話しかしない人もいる。そんな人たちを著者は「家族のことしか話題がない人はつまらない」「家族写真入りの年賀状は幸せの押し売り」と一刀両断。家族の実態をえぐりつつ、「家族とは何か」を提起する一冊。

10位

icon光圀
新潮社
佐伯泰英
724円(本体670円+税)

icon天下の悪法「生類憐みの令」やゆがんだ将軍継承方針など五代将軍綱吉の大義なき政の専横ぶりに御三家定府水戸光圀は憤怒を募らせる。綱吉の背後には、隆光権僧正の影がちらつく。家康との約束により、表の顔は古着問屋、裏の貌は隠れ旗本として徳川守護を五代百年に亘って精勤してきた鳶沢一族。将軍家か大義か、狭間に揺れる若き総兵衛勝頼を描く、新潮文庫百年特別書き下ろし作品。