40年前の傑作が再び大ブレイク中
40年前の傑作が再び脚光を浴びて大ブレイク中です。ひと昔前の小説を読むと今とは全く違う台詞回し、その時代の風俗を垣間見ることが出来て、今だからこそ味わえる新鮮さが有ります。本店文庫売り場にて多面展開中です。解説は「館シリーズ」でお馴染みの綾辻行人先生です。
綾辻行人氏推薦──「最高のミステリ作家が命を削って書き上げた最高の作品」
傷ついた心を癒す旅に出た香島紀子は、山間の村で急に増水した川に流されてしまう。ロープを投げ、救いあげてくれた埴田晃二とその夜結ばれるが、翌朝晃二の姿は消えていた。村祭で賑わう神社に赴いた紀子は、晃二がひと月前に殺されたと教えられ愕然とする。では、私を愛してくれたあの人は誰なの……。読者に強烈な眩暈感を与えずにはおかない、泡坂妻夫の華麗な騙し絵の世界。解説=綾辻行人