有川浩 自衛隊三部作 読破の価値ありです。
『塩の街』の文庫刊行をもちまして、有川浩のいわゆる「自衛隊三部作」が文庫で全巻そろいました。いわゆるライトノベル出身の作家さんなんですが、ジャンルの垣根を越える描写力があり、思わず夢中で読んでしまいます。
設定は、『空の中』では意識を持った巨大な雲?が出現、『海の底』ではこれも巨大なザリガニ?が出現、『塩の街』ではこれもまた巨大な塩の結晶が出現と奇想天外なんですが、人物描写がしっかりしていてそこに引き込まれます。
人物描写には特にこだわりを持って書いているのか、時には難解な部分もありますがよくよく読んでみるとナルホドと納得させられます。
『空の中』角川文庫 740円
『海の底』角川文庫 740円
『塩の街』角川文庫 700円