今月のおすすめの文庫
今年も残りわずか。
今月のおすすめの文庫はこれ!
発売以降じわじわと売り上げを伸ばしていて気になっていた商品です。
萩を揺らす雨
文藝春秋
吉永南央
580円(本体552円+税)
観音さまが見下ろす街で、コーヒー豆と和食器の店「小蔵屋」を営む気丈なおばあさん、杉浦草。人々を温かく見守り続ける彼女は、無料のコーヒーを目当てに訪れる常連たちとの会話がきっかけで、街で起きた小さな事件の存在に気づく。オール讀物推理小説新人賞受賞のデビュー作を含む「日常の謎」を解く連作短編集。