OAP店 12月の売り上げ総合ランキング
1位
永遠の0
講談社
百田尚樹
920円(本体876円+税)
「娘に会うまでは死ねない、妻との約束を守るために」。そう言い続けた男は、なぜ自ら零戦に乗り命を落としたのか。終戦から60年目の夏、健太郎は死んだ祖父の生涯を調べていた。天才だが臆病者。想像と違う人物像に戸惑いつつも、一つの謎が浮かんでくる―。記憶の断片が揃う時、明らかになる真実とは。涙を流さずにはいられない、男の絆、家族の絆。
2位
散華ノ刻
双葉社
佐伯泰英
680円(本体648円+税)
春風が江戸に桜の季節を告げる頃、坂崎家では豊後関前から父正睦、母照埜を小梅村に迎えて親子三代、賑やかな日々を送っていた。関前藩の物産事業に絡む内紛の始末がつかぬまま、富士見坂の江戸藩邸を訪れた磐音は、藩主福坂実高の正室お代の方の変わり果てた姿を目の当たりにして…。春風駘蕩の如き磐音が許せぬ悪を討つ、超人気書き下ろし長編時代小説第四十一弾。
3位
るり姉
双葉社
椰月美智子
630円(本体600円+税)
十代の三姉妹が「るり姉」と呼んで慕うるり子は、母親の妹つまり叔母さん。天真爛漫で感激屋で、愉快なことを考える天才だ。イチゴ狩りも花火も一泊旅行もクリスマスも、そして日々のなんでもない出来事も、るり子と一緒だとたちまち愛おしくなる―。「本の雑誌」2009年上半期エンターテインメント・ベスト1に輝いた傑作家族小説。ラストの静かな感動が胸いっぱいに広がる。
4位
聞く力
文藝春秋
阿川佐和子
840円(本体800円+税)
0代のアイドル、マスコミ嫌いのスポーツ選手、財界の大物らが彼女に心を開くのはなぜか。「相槌をケチらない」「楽しそうに聞く」など、名インタビュアーがビジネスにも通じる“聞く極意”を伝授する。
5位
和菓子のアン
光文社
坂木司
700円(本体667円+税)
デパ地下の和菓子店「みつ屋」で働き始めた梅本杏子(通称アンちゃん)は、ちょっぴり(?)太めの十八歳。プロフェッショナルだけど個性的すぎる店長や同僚に囲まれる日々の中、歴史と遊び心に満ちた和菓子の奥深い魅力に目覚めていく。謎めいたお客さんたちの言動に秘められた意外な真相とは?読めば思わず和菓子屋さんに走りたくなる、美味しいお仕事ミステリー。
6位
ヤッさん
双葉社
原宏一
700円(本体667円+税)
段ボール暮らしのタカオは見知らぬ中年男にたたき起こされた。「おめえ、それじゃ銀座でホームレスなんざ張っていけねえぞ」。訳もわからずついていくと、その男、通称ヤッさんは驚くべき食の達人で、築地市場と高級料理店を行き来して生活する、誇り高きホームレスだった。「旨い食いもんと人間が好きなこと」だけ確かな謎だらけのヤッさんは、時には料理人を叱り飛ばし、食の世界に起こるアツイ事件の解決に奔走する。やがて弟子入りしたタカオにも、成長を問われる試練が訪れるが…。愉快度バツグン、飛び出す啖呵も痛快なユーモア人情小説の決定版。
7位
ゆんでめて
新潮社
畠中恵
546円(本体520円+税)
屏風のぞきが行方不明になり、悲嘆にくれる若だんな。もしあの日、別の道を選んでいたら、こんな未来は訪れなかった?上方から来た娘への淡い恋心も、妖たちの化け合戦で盛り上がる豪華なお花見も、雨の日に現れた強くて格好良い謎のおなごの存在も、すべて運命のいたずらが導いたことなのか―。一太郎が迷い込む、ちょっと不思議なもう一つの物語。「しゃばけ」シリーズ第9作。
8位
面白すぎて時間を忘れる心理テスト
三笠書房
中嶋真澄
600円(本体571円+税)
深層心理からの“メッセージ”…“自分”と“あの人”に、こんな本性が隠されていたなんて!一つ、テストに答えるごとに、目からウロコの診断が続々!コンプレックス、世渡り上手度、二重人格度、サバイバル能力…今まで隠していた「秘密」が暴かれてしまうかも!一人でも、恋人・友人・家族と一緒でも、時間を忘れるほど楽しめる本。
9位
夢をかなえるゾウ2
飛鳥新社
水野敬也
1,575円(本体1,500円+税)
「今回も、ごっついの教えたるわ」。200万部突破のベストセラー待望の続編。史上最悪の師匠、5年間の沈黙を破り再び人間界に降臨。笑って泣ける自己改革エンタテインメント小説、第2弾。
10位
大人の流儀3
講談社
伊集院静
980円(本体933円+税)
人は別れる。そして本物の大人になる。別れは終わりではなく、始まりである…。数え切れない別れを体験してきた作家が届ける、切なく優しいメッセージ。累計66万部『大人の流儀』シリーズ待望の第3弾。