本店 2月の売り上げ総合ランキング
1位
あきない世傳金と銀 3(奔流篇)
角川春樹事務所
高田郁
626円(本体580円+税)
大坂天満の呉服商「五鈴屋」の女衆だった幸は、その聡明さを買われ、店主・四代目徳兵衛の後添いに迎えられるものの、夫を不慮の事故で失い、十七歳で寡婦となる。四代目の弟の惣次は「幸を娶ることを条件に、五代目を継ぐ」と宣言。果たして幸は如何なる決断を下し、どのように商いとかかわっていくのか。また、商い戦国時代とも評される困難な時代にあって、五鈴屋はどのような手立てで商いを広げていくのか。奔流に呑み込まれたかのような幸、そして五鈴屋の運命は?大好評シリーズ、待望の第三弾!
2位
騎士団長殺し 第1部(顕れるイデア編)
新潮社
村上春樹
1,944円(本体1,800円+税)
それは孤独で静謐な日々であるはずだった。騎士団長が顕れるまでは…。旋回する物語、そして変装する言葉。ベストセラー『1Q84』から7年、待ちかねた書下ろし本格長編を全2冊で刊行。
3位
ダンジョン飯 4
KADOKAWA
九井諒子
670円(本体620円+税)
ついに炎竜(レッドドラゴン)のいる地下5階にたどり着いたライオス一向。鉄をも弾く真っ赤な鱗と、骨まで灰にする炎を吐く強敵を相手にライオスは、命をかけた作戦を決行する……!妹・ファリンは救えるのか? そして、竜の肉を喰うことはできるのか!?腹ペコダンジョンファンタジー、激闘の第4巻!
4位
大晦り
文藝春秋
佐伯泰英
724円(本体670円+税)
落馬で腰を痛め、息子との立ち合いでは不覚を取る。老いを痛感する小籐次だが、熱海での湯治を経て復調、その剣は一段と深みを増した。そんな中起きた年末の火事騒ぎ。二人の遺体と消えた娘。老中の密偵、おしんに乞われ娘探索に加わった小籐次を、八代吉宗にまで遡る怨念と暗闘が待ち構えていた。緊迫の書き下ろし第7弾!
5位
騎士団長殺し 第2部(遷ろうメタファー編)
新潮社
村上春樹
1,944円(本体1,800円+税)
渇望する幻想、そして反転する眺望。物語はここからどこに進んでいこうとしているのか…。「ねじまき鳥クロニクル」「海辺のカフカ」「1Q84」、そして更に旋回する村上春樹の小説世界。
6位
火花
文藝春秋
又吉直樹
626円(本体580円+税)
売れない芸人の徳永は、天才肌の先輩芸人・神谷と出会い、師と仰ぐ。神谷の伝記を書くことを乞われ、共に過ごす時間が増えるが、やがて二人は別の道を歩むことになる。笑いとは何か、人間とは何かを描ききったデビュー小説。第153回芥川賞受賞作。芥川賞受賞記念エッセイ「芥川龍之介への手紙」を収録。
7位
殺人犯はそこにいる
新潮社
清水潔
810円(本体750円+税)
5人の少女が姿を消した。群馬と栃木の県境、半径10キロという狭いエリアで。同一犯による連続事件ではないのか?なぜ「足利事件」だけが“解決済み”なのか?執念の取材は前代未聞の「冤罪事件」と野放しの「真犯人」、そして司法の闇を炙り出す―。新潮ドキュメント賞、日本推理作家協会賞受賞。日本中に衝撃を与え、「調査報道のバイブル」と絶賛された事件ノンフィクション。
8位
天華の剣 上
光文社
門田泰明
713円(本体660円+税)
宗次と同じ長屋に住む少女二人が、権力者に愛玩される珍犬、狆を近所の寺で拾った。その直後に、殺気漂う侍たちが寺に駆け込んで来たのを目撃した宗次は、悪い予感を覚える。そんな最中、大身旗本、筆頭大番頭の西条山城守貞頼一行が襲撃された。不気味極まりない全身白装束―謎の“白忍び”の一団に!不穏に蠢く幕閣の権力争いを、武炎の剣で宗次が斬る!
9位
僕だけがいない街 9
KADOKAWA
三部けい
626円(本体580円+税)
ケンヤ、アイリ、佐知子、そして雛月…悟が“時“を賭けて奔走していたその裏で、悟の周りにいた彼・彼女らは何を考え、何を思っていたのか?本編に描き切れなかった悟と仲間の“絆”を描く著者渾身の『僕街』外伝!
10位
天華の剣 下
光文社
門田泰明
713円(本体660円+税)
夢伝心眼流最高師範皆伝の大剣客・式部蔵人光芳に、宗次と西条貞頼暗殺の下命が!大老・酒井忠清の勢力による、宮将軍招聘に反対する老中・堀田正俊一派への攻撃は苛烈さを増していた。穏密情報機関「白夜」の頭領・貫鬼四郎五郎高房は、正俊を狙い襲撃をかけるも、堀田家家臣の決死の一矢に討たれ絶命。悲壮な決意を秘める宗次と蔵人との最終決戦が迫るのだった。