2017年本屋大賞

「全国書店員が選んだ いちばん!売りたい本 2017年本屋大賞」は恩田陸さんの『蜜蜂と遠雷』に決まりました。

書店員が投票で選ぶ、本当に読んで欲しい本は下記の作品に決まりました。

『蜜蜂と遠雷』
恩田陸
幻冬舎

1,944円(本体1,800円+税)

3年ごとに開催される芳ヶ江国際ピアノコンクール。「ここを制した者は世界最高峰のS国際ピアノコンクールで優勝する」ジンクスがあり近年、覇者である新たな才能の出現は音楽界の事件となっていた。
養蜂家の父とともに各地を転々とし自宅にピアノを持たない少年・風間塵16歳。かつて天才少女として国内外のジュニアコンクールを制覇しCDデビューもしながら13歳のときの母の突然の死去以来、長らくピアノが弾けなかった栄伝亜夜20歳。音大出身だが今は楽器店勤務のサラリーマンでコンクール年齢制限ギリギリの高島明石28歳。完璧な演奏技術と音楽性で優勝候補と目される名門ジュリアード音楽院のマサル・C・レヴィ=アナトール19歳。
彼ら以外にも数多の天才たちが繰り広げる競争という名の自らとの闘い。
第1次から3次予選そして本選を勝ち抜き優勝するのは誰なのか?ピアノコンクールを舞台に、人間の才能と運命、そして音楽を描き切った青春群像小説。〈受賞情報〉直木賞(第156回)

直木賞とのダブル受賞、さらには本屋大賞は2回目の受賞となりました。
その他の順位は本屋大賞公式サイトでご覧ください。

西日本書店では10位まで全作取り揃えて本屋大賞コーナーを作っております。

本店文芸書コーナー